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笠井歯科医院の診療案内:インプラント

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現在、新規の患者様に当院ではインプラント治療は行っておりません。







インプラント治療例(前歯のインプラント)

右上の歯の無い所にインプラントを埋入しています。左右のとなりの歯を全く削らず元通りの歯がインプラントではできるのはインプラントのメリットです。

前歯へのインプラント治療

インプラント治療例(奥歯のインプラント)

奥歯へのインプラント例です。下あごのインプラント埋入では、あごの中を通る神経や血管の位置を把握した上で治療を行います。歯医者さんでもよく見なければわからないようなきれいな白い歯がインプラントでは入れることができます。

奥歯へのインプラント治療

インプラント治療例(複数の歯がない方へのインプラント)

複数の歯がない場合、一般的には入れ歯になりますが、インプラント治療によりご自身の歯と同じようにまた噛むことが可能になります。

複数の歯がない方へのインプラント治療

インプラント治療例(全く歯のない方へのインプラント)

全く歯がない場合、一般的には総入れ歯になりますが、総入れ歯があわない方もいます。そのような方にもインプラントはとても有効です。次の例は下あごに全く歯がない方の例です。処置をする前の写真です。下には残念ながら1本も歯がないのがわかります。

全く歯がない方へのインプラント治療

下あごに4本のインプラントを埋め込みます。もう少し沢山のインプラントを埋め込む方法もありますが今回は、4本のインプラントで歯をつくる方法(専門的にはALL ON 4と呼んでいます)です。この方法の利点はインプラントを4本しか埋め込みをしませんので費用を安くおさえられること、前歯のところの骨さえあれば奥歯のところの骨の厚みがない場合でも行うことができること、取り外し式でないので自分の歯と同じように噛めることなどがあります。埋め込むインプラントのうち2本を斜めに埋め込む必要があるので、一定の技術が必要な手技になります。

全く歯がない方へのインプラント治療

インプラントとは

歯がなんらかの理由でなくなってしまったとき、その部分のあごの骨にチタン製の人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。入れ歯などと違い、ご自分の歯と同じように噛むことができ、現在非常に有効な治療法であると言われております。尚、チタンは、人間の体内でも安全な物質として知られ、整形外科では、人工関節などとしても使われています。インプラントは一般にはインプラント体、アバットメント(インプラント体につくねじ)、人工の歯の3つに分かれています。

インプラントの構造

インプラント治療の流れ

インプラント治療の術式には、いくつかの術式があるのですが、もっとも一般的に行われているのは2回法と呼ばれる術式です。これ以外にも即時荷重といってインプラント埋入と同時に歯を入れる方法(インプラント埋入と同時にその日からかめる方法)などもありますが、骨とインプラントが完全にくっつくののに少なくとも3ヵ月は要することから実際には可能な方とできない方がいらっしゃいます。具体的な治療の流れは以下の通りです。?まずは、歯のない部分にインプラント体(人工の歯根)を埋め込みます。?骨が治癒する3〜5ヶ月後、2回目の手術を行い、アバットメントが入り、その後人工の歯が入り完成です。

インプラント治療の流れ

インプラントはどれ位持つのでしょうか?

現在、インプラントは飛躍的にその性能が向上しており、論文によって若干データは異なるのですが、15年累積生存率は93.2%と高い治療成績(※)を誇っていると言われています。また、最近では、20年累積残存データとして。上あごは90%以上、下あごは95%以上と言われている報告もあります。上あごのデータがやや低いのは骨の性質が上のあごの方が下あごよりも弱い為です。40年以上使用している患者さんもいらっしゃいます。ただし、当然ながら患者様1人1人の病状、特に術後のメインテナンスにより大きく変化致します。

※Int J Oral Maxillofac Implants(1:11〜25、1986&7:367〜372、1992)、J Prosthet Dent(79:459〜464、1998)、Int J Prothodont(11:408〜420、1998)の論文による。

当院では、世界で最も長期の臨床実績を誇るインプラントメーカーを使用

なかなか一般には、わかりにくいことなのですが、インプラントには様々なメーカーがあります。韓国製、日本製、スイス製、アメリカ製など挙げればきりがありません。中には非常に安価なものも存在します。 当院では、スウェーデンのノーベルバイオケア社製のインプラントを使用しております。これはこのメーカーが世界で最も長い40年以上の臨床実績を誇り世界で最も大きなシェアを有している為です。 最も長い臨床実績があるということは、その分データが蓄積されています。例えば、昨年新発売のインプラントがあったとしても日本でそのインプラントを使用した方は1年前からしかいないということになります。何にでも言えることですが、新薬でも1年以上経過してから不具合なり副作用の報告が増える傾向があります。やはり長期臨床実績があるというのは何者にも変えがたい安全性の担保になります。 インプラントの歴史を考えても、ノーベルバイオケア社はインプラントメーカーのパイオニアであると言えます。1965年にスウェーデンのブローネマルク博士により、世界で初めて骨と結合する近代インプラントが歯科医療に臨床応用されました。この世界で最も長期の臨床実績を誇るインプラントが、ノーベルバイオケア社のインプラントです。 ちなみに、大学病院の口腔外科、インプラント科でも一般的にはノーベルバイオケア社製のインプラントが採用されています。また実は、お口の中の悪性腫瘍の切除後などでは、一部のインプラント(全てのインプラントメーカーではありません)は保険の認可をうけているのですが、ノーベルバイオケア社製のインプラントももちろん厚生労働省の認可を受けています。 以上のことから、当院では安全性を第一に考えノーベルバイオケア社製のインプラントを使用しております。

インプラントはどんな患者様に対しても行うことのできる治療法なのでしょうか?

インプラント

残念ながら、全ての方に行うことのできる治療法ではありません。患者様1人1人の全身状態を考えた上でインプラントが可能かどうか決定することになります。例えば、糖尿病やリウマチなどの持病をお持ちの方は、内科の主治医の先生に当院から現在の患者様の状態を伺わせて頂くことが必要になることもあります。さらに、糖尿病の方でコントロール良好でインプラントが可能な場合でも、術後の感染予防のためインプラント前に抗菌薬を服用して頂くなどの対応が必要な場合もあります。また、インプラントは、自分の歯と同じように噛めるため近年、大幅に広がっていますが、外科処置を必要とするため多少とはいえリスクもあります。特に最近は新聞やテレビ等でご覧になった方もいるかもしれませんがインプラントによるトラブルも問題になっています。実際には、きちんと検査をして行えば非常に安全な治療なのですが・・・・・。また、インプラントは残念ながら保険適応ではありません(一部保険適応になりましたが、口の中の悪性腫瘍の方で顎を切除した方などごく一部に限られています)ので治療費もやや高額です。近年、インプラントは一般的な治療になってきましたが、入れ歯やブリッジ(連結したかぶせもの)など他の治療もありますので他の治療法とインプラントに伴うデメリットとメリットをよく考慮した上で治療が可能かどうかご説明させて頂きます。

メインテナンス

インプラント治療の成否は、術後のメインテナンスに左右すると言っても過言ではありません。インプラントを治療後は、定期的に来院頂き、インプラントのアフターケアを行うことが必要不可欠です。また、歯周病をお持ちの患者様は、どうしてもインプラントも歯周病になってしまう可能性が高い為、より慎重にケアをしていくことが大事です。インプラントを少しでも長持ちさせるメインテナンスを当院では、責任を持って行っております。


インプラントについてのよくあるご質問

笠井歯科医院へのご質問 インプラントができない人はいますか?
笠井歯科医院へのご質問 一部の患者様ではできない場合があります。詳しくはご相談ください。
  次のようか方はインプラントができません。 ?あごの成長が終わっていない未成年の方、?歯磨きなどの日常の清掃が十分にできない方、?チタンのアレルギーを持っている方 などです。
笠井歯科医院へのご質問 痛みはありますか?
笠井歯科医院へのご質問 手術中は麻酔をしっかりとかけますので痛みはほとんど感じません。
  お口の中は身体の他の部分と比べると治りやすい部分でもあります。実際に手術された患者さんの感想は思ったよりも楽だったというものがほとんどです。
笠井歯科医院へのご質問 手術時間はどのくらいですか?
笠井歯科医院へのご質問 通常、30分から1時間程度です。
  手術はインプラント体の数や手術の難易度によって異なり個人差がありますが、通常は30分から1時間程度です。
笠井歯科医院へのご質問 費用はどのくらいかかりますか?
笠井歯科医院へのご質問 お手数ですが、ご来院の上、当院にてご相談ください。
  症状や治療の内容により費用負担金額が異なる為です。例えば、他にも治療しなければいけない部位もしくは膿んで痛みがある歯があれば場合によってはそちらの治療が優先する場合があります。当院では、当たり前ですがお口の中を拝見させて頂いた上でお見積りをお出しします。無理に高額な治療を無理強いすることは当然ながらありません。お話を聞いて頂き納得された場合にのみ治療を開始致します。インプラントは健康保険が適用になりません。高額な治療になることもありますが、仮にインプラントではなく他の保険内での治療をご選択された場合でも責任を持って治療に当たらせて頂きます。ちなみに治療費は医療費控除の対象になることもあります。
笠井歯科医院へのご質問 手術後、気をつけることはありますか?
笠井歯科医院へのご質問 歯科医師による定期健診とご自身によるメインテナンスが必要です。
  きちんとしたメインテナンスを継続することでインプラントを長く快適に使っていくことができます。



インプラントをご希望の患者様には、当院では、綿密に患者様の全身状態、お口の中の状態を診察し、他の治療法との比較、メリット、デメリットをご説明した上で治療に当たらせて頂いております。ご希望の場合は、お気軽にご相談下さい。

 
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